車中泊の持ち物リスト|60代夫婦のリアル体験で厳選

車中泊を始めるときに悩むのが、「何を持っていけばいいのか」ということ。

私たちも最初は分からず、とりあえず色々持っていった結果、
使わなかったものや、逆に「これがなくて困った」と感じることを何度も経験してきました。

車中泊はキャンプとは違い、限られた車内スペースの中で過ごすため、
持ち物の選び方や工夫によって快適さが大きく変わります。

この記事では、60代夫婦の実体験をもとに、
本当に必要だったもの、あると便利だったもの、
そして持っていかなくなったものまで、リアルな視点でまとめています。

これから車中泊を始める方の参考になればうれしいです。

まずは最低限これだけあれば大丈夫、という持ち物です。

ライト
寝袋
目隠し
ゴミ箱 必須

寝床作りと寝具

リタイヤ~ずのような軽キャンパーの場合、車内スペースが限られているため、寝床をどう作るかはとても重要なポイントになります。

実際にやってみると、少しの段差や硬さが想像以上に影響し、
寝心地に大きく差が出ると感じました。

最初は、発泡スチロールを切って隙間に埋め、できるだけ平らにしてからテントシートを敷き、その上に封筒型の寝袋で寝ていました。

ただ、完全にまっ平にはならず、硬さもあって正直かなり寝にくかったです。

そこで次に、エアーマットを追加しました。
寝心地は少し改善しましたが、毎回空気を入れて、使ったあとに抜いてたたむ作業が意外と手間でした。

その後、思い切ってベッドキットを購入。
ようやく“まっ平”な状態は実現しました。

ただ、それでもまだ少し硬く、
ベッド+エアーマット+寝袋だと、寝返りを打つたびに滑ってしまうのが気になりました。

最終的に、使わなくなっていた薄手の凹凸マットレスを敷いたことで、
クッション性も安定感もかなり改善され、やっと落ち着いて眠れるようになりました。

しかし、そのマットレスがシングルサイズだったため、
車内で1人で使うには折り曲げる必要があり、
逆に2人で使うには少し小さすぎて段差ができてしまいました。

サイズ選びの難しさを感じながら試行錯誤した結果、
最終的にイケアの安売りコーナーで見つけたセミダブルの布団を購入しました。

これが車内の幅にちょうどよく収まり、
使うときは広げて、収納するときは丸めてそのままたたむことができます。

クッション性も十分で、寝心地もかなり改善され、
ようやく落ち着いて眠れる環境になりました。

寝床作りと寝具のポイント(まとめ)

車中泊の寝床づくりでは、
「平らさ」「クッション性」に加えて、
「車内サイズに合った寝具選び」がとても重要だと感じました。

車内の目隠し・プライバシー対策

車中泊では、目隠しがないと落ち着いて寝ることができません。

そのため最初から、車種に合わせた専用の目隠しを購入しました。

窓ガラスに接する面は銀色のアルミシート、
車内側は黒いモケットのような生地で、
吸盤で窓ガラスに貼り付けるタイプです。

断熱効果もあるということで選びましたが、
実際に使ってみると、窓ガラスの結露で吸盤がくっつきにくくなることがありました。

毎晩、窓ガラスを拭いてから1枚ずつ貼り付け、
寝る準備を整えて寝袋に入った頃に「メシメシ…」という音がして、
吸盤が外れてしまうこともありました。

そのたびに貼り直し、朝はまた1枚ずつ外して拭いて…
この作業が思っていた以上に手間に感じました。

カーテンも検討しましたが、
常につけっぱなしにすることや、
レールを取り付けることには少し抵抗がありました。

フロントガラスについては、
夏の暑さ対策用の折りたたみカバーを使う方法でもいいのではと考えています。

現在は、より使いやすい方法を模索しながら、
最終的な形を試作しているところです。

目隠しのポイント(まとめ)

車中泊では、
「しっかり隠せること」だけでなく、
「手間なく使えること」もとても重要だと感じました。

電源・充電まわり(モバイルバッテリー・インバーター)

車中泊では電源の確保も重要なポイントになります。

最初は、車のUSBやシガーソケットからの充電と、
普段使っている大容量のモバイルバッテリーがあれば十分だと思っていました。

しかし実際には、エンジンをかけているときしか充電できず、
使えるのは基本的にUSBのみ。

スマホやカメラ、ポータブル電源など、
充電したいものが多く、しかもそれが2人分となると、
常に「どれを優先して充電するか」を考える状態でした。

さらに、一眼レフカメラのバッテリー充電器は家庭用コンセントが必要で、
そのままでは車内で充電できません。

寒い時期にはポータブル電源で電気毛布も使っていましたが、
一晩もたず、電源のやりくりにかなり苦労しました。

そこで購入したのが、
シガーソケットから家庭用コンセントが使えるカーインバーター(300W)です。

これにより、家庭用の充電器が使えるようになり、
一眼レフカメラのバッテリー充電も可能になりました。

ただし、これも基本的には運転中しか使えないため、
結局は「走行中にまとめて充電する」というスタイルに落ち着きました。

車中泊では思っている以上に電源の取り合いになり、
充電に追われることが多いと感じています。

電源の確保が意外と大きなポイントになります。

モバイルバッテリーやインバーターでもある程度対応できますが、
用途によっては工夫が必要だと感じました。

調理なども含めて、実際に使ってよかったグッズはこちらでまとめています。

▶  車中泊で使ってよかった調理グッズ3選

電源まわりのポイント(まとめ)

車中泊では、
「どこで充電するか」だけでなく、
「いつ充電するか(走行中など)」を考えておくことが大切だと感じました。

寒さ対策(電気毛布・湯たんぽ)

真冬に車中泊をすることはありませんが、
春や秋でも夜になると車内はかなり冷え込みます。

車中泊を始めたころ、私が寒い寒いと言っていたところ、
夫がお湯を沸かしてペットボトルに入れ、
湯たんぽを作ってくれました。

タオルに巻いてシュラフの足元に入れると、
これが意外と暖かく、しばらくはこの方法で過ごしていました。

その後、小さめの湯たんぽを購入しましたが、
すぐに劣化して使えなくなってしまい、
お湯を準備する手間もあって、だんだん使わなくなりました。

そこで電気敷マットを購入しました。

コンパクトにたたんで持ち運べて、
見た目もかわいく使いやすそうだったのですが、
実際に使ってみるといくつか問題がありました。

まず、安全装置がついているため、
寝ている間に電源が切れてしまうこと。

さらにスイッチが足元側にあるため、
シュラフの中から操作するのが難しく、
とても不便に感じました。

また、生地がフェルトのようで、
フリースを着て寝るとシュラフの中でまとわりついてしまい、
寝返りも打ちづらく、思った以上にストレスになりました。

結果として、1回使っただけで買い替えることになりました。

その後選んだのが、表面がツルツルしたタイプの電気毛布です。

体にかけたり、腰に巻いたりもでき、
スポーツ観戦などにも使えるタイプで、
温度調節のコードもシュラフの外に出せるため、
使い勝手が大きく改善しました。

寒さ対策のポイント(まとめ)

車中泊の寒さ対策では、
「暖かさ」だけでなく、
「操作のしやすさ」や「生地の滑りやすさ」も
意外と重要だと感じました。

特に電気毛布は、車中泊の寒さ対策としてかなりおすすめできるアイテムです。

クーラーボックスと冷蔵庫の選び方

子どもが小さい頃はよくキャンプに行っていたので、
キャンプグッズはひと通り揃っていて、
クーラーボックスも大・中・小・極小と、折りたためるものまでいくつも持っています。

車載用の冷蔵庫も持っていますが、
軽キャンパーの場合はとにかく置き場所が限られているため、
効率よく配置しないとすぐに車内がいっぱいになってしまいます。

手持ちの冷蔵庫型はサイズ的にどうしても場所を取り、
さらに電源の問題もあるため、
現実的には使いづらいと感じました。

そのため、現在はクーラーボックスをメインに使っています。

氷の補充は手間に感じることもありますが、
地方に行けば釣具店やスーパー、コンビニなどで手軽に手に入ります。

また、溶けた水もレトルトを温めたり手を洗ったりと、
無駄なく使えるのも意外と便利でした。

さらに、寝床を作る際にも移動しやすく、
使い勝手の面でもクーラーボックスの方が扱いやすいと感じています。

とはいえ、いくつも持っている中で、
ベッドキットの下に収まる平らなタイプのクーラーボックスを新たに購入しました。

これによって、寝床づくりの際に移動させる必要がなくなり、
車内の動線もかなり楽になりました。

ただ、最近はポータブル電源も導入したことで、
冷蔵庫という選択肢も完全には捨てきれず、
今後どうするかは検討中です。

クーラーボックス選びのポイント(まとめ)

軽キャンパーでは、
「容量」よりも「サイズ」と「置きやすさ」が重要だと感じました。

限られたスペースの中でどう配置するかが、
快適さに大きく影響します。

★クーラーボックス平アフェリ
★冷蔵庫比較

ゴミ箱(車中泊では必需品)

車中泊では、ゴミ箱は必需品だと感じています。

ほとんどの場所でゴミは持ち帰りが基本で、
サービスエリアなどでは分別して捨てることはできますが、
下道で移動していると、ゴミを捨てられる場所はほとんどありません。

そのため、車内である程度ためておく必要があります。

我が家では、蓋つきで大きさをファスナーで調整できるトラッシュケースを使い、
中にゴミ袋を入れて簡単に分別できるようにしています。

蓋があることで、においもある程度抑えられるので、
車内でも快適に過ごすことができています。

ゴミ箱選びのポイント(まとめ)

車中泊用のゴミ箱は、
「蓋つき」であることと、
「コンパクトに調整できること」が使いやすさのポイントだと感じました。

ライト(車内・外作業)

車中泊ではライトも重要なアイテムです。

最初は首から下げるタイプのライトを使っていましたが、
真下、足元しか照らせず、思っていたより使いづらく感じました。

懐中電灯やペンライトも試しましたが、
手がふさがってしまうため、使い勝手がよくありませんでした。

トイレまでの移動や、外の流し場での洗い物など、
両手を使いたい場面ではやはりヘッドライトが便利だと感じました。

また、車内ではエンジンを切った後に
室内灯をつけっぱなしにするとバッテリー上がりの原因になるため注意が必要です。

そのため我が家では、
小型で磁石やフックで固定できるライトを使い、
明るさ調整ができるものをそれぞれの手元に1つずつ置いています。

日が暮れてからの自炊や、ちょっとした作業にも便利です。

ただし、車内が明るいと虫が入り込みやすくなるため、
その点には注意が必要だと感じました。

ライト選びのポイント(まとめ)

車中泊では、
「両手が使えること」と「設置できること」が
ライト選びの大きなポイントだと感じました。

用途によってライトを使い分けることで、快適さがかなり変わります。

いらなかったもの・持っていかなくなったもの

焚き火台や着火剤、薪、バーベキューコンロや炭など、
キャンプでは当たり前に使っていたものも、
車中泊ではだんだんと持っていかなくなりました。

そもそも焚き火ができる場所は限られており、
有料のキャンプサイトなど、あらかじめ利用することが分かっている場合にしか使えません。

また、これらはかさばるうえに、
準備や片付け、火の始末にも時間がかかります。

ゆっくり焚き火を楽しむ時間も魅力ですが、
車中泊ではそれをあえてあきらめることも大切だと感じました。

荷物を増やさず、できるだけ気ままに移動しながら旅を続けることを優先するようになりました。

気になった場所に立ち寄り、
その土地のおいしいものを楽しむことに重きを置くようになっています。

また、自炊についても同じで、
できるだけ手間をかけない方法に変わっていきました。

調理器具や食器を使うと洗い物が増えるため、
シンプルな食事スタイルにしています。

キャンプのように同じ場所に滞在するのではなく、
移動しながら過ごす「車中泊」では、
身軽に動ける工夫が必要だと感じています。

環境への配慮は大切にしつつも、
紙皿や割りばしを上手に使うことで、
無理のないスタイルを保つようにしています

車中泊で大切にしたい考え方(まとめ)

車中泊では、
「何を持っていくか」だけでなく、
「何を持っていかないか」を選ぶことも大切だと感じました。

あると便利なもの

必須ではないものの、あると快適さがぐっと上がるものもいくつかあります。

まず、ハンガーや物干しロープ、洗濯ピンは、
ちょっとした洗濯物やタオルを干すときに便利です。

洗濯洗剤やウェットティッシュ、キッチンペーパーも、
車内でのちょっとした掃除や手洗い代わりとして重宝しています。

また、ジップロックのような袋は、
食材の保存だけでなく、ゴミの仕分けや小物の整理にも使えてとても便利です。

そのほか、自分専用のコップや水筒があると、
飲み物を気軽に用意でき、無駄も減らせます。

こうした細かいアイテムがあることで、
車内でも普段に近い感覚で過ごせるようになりました。

あると便利なもののポイント(まとめ)

車中泊では、
「なくても困らないけれど、あると快適になるもの」を
少しずつ取り入れていくのがちょうどいいと感じました。

まとめ

車中泊は特別な装備がなくても始められますが、
実際にやってみると「少しの工夫」で快適さが大きく変わると感じました。

私たちも試行錯誤を重ねる中で、
自分たちに合ったスタイルが少しずつ見えてきました。

すべてを揃える必要はなく、
まずは必要最低限から始めて、
自分に合ったものを少しずつ増やしていくのがおすすめです。

また、「何を持っていくか」だけでなく、
「何を持たないか」を考えることも、
身軽で快適な車中泊につながると感じています。

無理をせず、自分のペースで、
自由な車中泊の旅を楽しんでください。

▶ はじめての車中泊ガイドはこちら

最後までお読みいただきありがとうございました。
この旅が、あなたの元気充電につながればうれしいです。