死亡保険を「遺族のため」から「自分のため」に変えた話|減額とリビング・ニーズ特約

子どもが学生の頃は、「もしもの時、家族が困らないように」と、少し無理をしてでも死亡保険を手厚くしていた方も多いのではないでしょうか。

我が家もそうでした。

でも、子どもが独立し、家族の人数が減った今。

当時のままの保障を続けている必要があるのかな?

そう考えるようになりました。

今回は、メカ夫の死亡保険を減額し、リビング・ニーズ特約を付けた我が家の実体験について書いてみます。

我が家の保険、今までどうしていた?

今回見直したのは、メカ夫の死亡保険です。

メカ夫が就職したばかりの頃、会社に来ていた保険のおばちゃんに勧められるまま、定期保険に加入しました。

今思えば、若い頃は保険のことなんてよく分からず、「言われるがまま」だったんですけどね(笑)。

その定期保険が満期を迎えたとき、解約せずに死亡・高度障害の保障が残る払済の終身保険に変更しました。

そして、そのタイミングで新たに加入したのが、掛け捨ての死亡保険と府民共済です。

その後、私(ケチ子)が保険代理店をしていた頃に、メカ夫の医療保険にも加入しました。

こちらは終身タイプで、解約返戻金が付いているものです。

以前、保険相談で見てもらったときにも、

「年齢が上がると共済は保障が下がるので、あまりおすすめしない」

と言われたことがありました。

こうして振り返ってみると、メカ夫の保険も、若い頃から少しずつ形を変えてきたんですよね。

そして子どもが独立した今、「このまま昔と同じ保障が必要なのかな?」と考えるようになりました。

子どもの独立をきっかけに、死亡保険を減額

子どもがみな卒業し、学費の心配もなくなって独立したタイミングで、メカ夫の死亡保険を減額することにしました。

理由はシンプル。

今の我が家には、子どもが学生だった頃と同じだけの死亡保障は必要ないと思ったからです。

子どもが学生だった頃なら、万一のことがあった場合、残された家族の生活費や教育費なども考えなければなりません。

でも、子どもがみな独立した今は状況が違います。

もちろん、夫婦どちらかに万一のことがあった場合の備えは必要。

ただ、必要以上に大きな保障を持ち続け、そのために保険料を払い続ける必要があるのかは、一度考えてみてもいいのではないでしょうか。

そこで、保険を解約して新しいものに入り直すのではなく、今の掛け捨ての死亡保険を減額して続けることにしました。

年齢が上がってから新しい生命保険に入り直すと、保険料も高くなります。

それなら、今ある契約を減額して、必要な保障に調整する。

これが我が家には合っていると考えました。

 

減額と同時に付けた「リビングニーズ特約」

そして、保障額を減らすのと同時に付けたのが、リビング・ニーズ特約です。

長年、「もしもの時、家族に遺すため」に払い続けてきた死亡保険。

それが、この特約を付けることで、自分自身のためにも使える可能性がある保険になりました。

掛け捨てであることに変わりはありません。

でも、保険の意味合いが少し変わったように感じています。

リビング・ニーズ特約って?

リビング・ニーズ特約とは、被保険者の余命が6か月以内と判断された場合に、死亡保険金の一部を生前に受け取れる特約です。

保険会社の説明によると、指定した保険金額から、6か月分の利息や保険料相当額を差し引いた金額が支払われます。

受け取ったお金は、治療費や生活費など、その時に必要なことに使うことができます。

もちろん、特約を付けられるかどうかや、具体的な支払条件などは保険会社や契約内容によって異なります

気になる場合は、自分が加入している保険会社に確認してみるのが確実です。

つまり、本来なら亡くなった後に遺族が受け取る死亡保険金の一部を、生きているうちに受け取ることができる仕組みです。

「万一の時、家族に遺す」というだけではなく、

「自分の最後の時間を、自分のために使う」

という考え方もできるわけです。

長年「遺族のため」に掛けてきた死亡保険が、少しだけ「自分のため」の保険にも変わった。

これが、今回この特約を付けて感じたことです。

知っておきたい注意点

もちろん、良いことばかりではありません。

将来の死亡保険金が減る

生前に受け取った分、遺族が受け取る死亡保険金は減少します。
契約内容によっては、保障そのものがなくなることもあります

受け取ったお金の税金にも注意

リビング・ニーズ特約で受け取ったお金については、契約者・被保険者・受取人などの関係や、その後のお金の残り方によって税務上の扱いが変わる場合があります。

特に、使い切らずに亡くなった場合などは、相続財産として扱われる可能性もあるため、気になる場合は税理士や税務署などに確認したほうが安心です。

「余命6か月以内」と知ることになる

もう一つ、金銭面とは別の問題もあります。

この特約を利用するには、余命が6か月以内と判断される必要があります。

手続きをすることで、本人が自分の余命を意識することになる可能性もあります。

これは、実際に利用するときには考えておきたいポイントです。

保険の見直しについては、以前こちらの記事でも取り上げています。

保険の見直し|60代は何をチェックすべき?

また、

火災保険は「眠ったまま」かも?

個人賠償責任特約の重複

についても書いています。

保険は一つずつ見ていくと、意外と「昔のまま」になっているものがあるかもしれません。

リタイヤ世代こそ、保険を見直すタイミング

現役時代は、子どもの教育費や家族の生活を考えて、大きな死亡保障が必要だったかもしれません。

でも、子どもが独立した後は事情が変わります。

家族構成が変わったのに、保険だけが昔のまま。

そんなケースも少なくないのではないでしょうか。

我が家の場合も、死亡保険を全部やめるのではなく、今の暮らしに合わせて保障額を減らすという選択をしました。

そして、リビング・ニーズ特約を付けることで、

「もしもの時に家族に遺すための保険」から、

「もしもの時、自分自身のためにも使える保険」

という見方もできるようになりました。

保険料そのものを節約することも大切ですが、それ以上に、

「今の自分たちに、本当にこの保障が必要なのか?」

を考えることが、60代からの保険見直しでは大切なのだと思います

まとめ

  • 子どもが独立したら、死亡保険の保障額を見直すタイミング
  • 若い頃に加入した保険を、そのまま続ける必要があるとは限らない
  • 新しい保険に入り直すのではなく、今の契約を減額して調整する方法もある
  • リビング・ニーズ特約は、余命6か月以内と判断された場合に死亡保険金の一部を生前に受け取れる仕組み
  • 生前に受け取った分、将来の死亡保険金は減少する
  • 税金の扱いなどは契約内容や状況によって異なるので確認が必要
  • 家族構成が変わったら、保険も一度棚卸ししてみる

保険は「入ったらそのまま」になりがちです。

我が家も、若い頃はよく分からないまま加入した保険がありました。

でも、60代になり、子どもも独立した今だからこそ、「これからの自分たちに必要な保障は何なのか」を考えて、少しずつ整理しています。

「うちの保険、このままでいいのかな?」と思ったら、まずは現在加入している保険証券を出して、保障内容を確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。

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保険の見直しは、自分だけでは判断が難しい部分もあります。

必要に応じて、無料の保険相談を利用して、現在の契約内容を確認してみるのも一つの方法です

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